Piyochiのブログ

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アリス殺し

 

アリス殺し (創元推理文庫)

アリス殺し (創元推理文庫)

 

 

今回はこちら

アリス殺し

 

かなり以前より"いつか買いたい本リスト"入りしていた今作

発売日2019/04/24と書いてあるが、2013年の作品が文庫化されたもの

 

どこかで目にしたタイトルに心惹かれ、購入予定リスト入りしていたのだろう。

近所の本屋さんで、なぜか大々的に棚に置かれていた

なぜ今、今作がクローズアップされていたのか、まだ謎ではあるが迷った末に購入を決めた。

 

-あらすじ-

気付くとそこは不思議の国

ハンプティダンプティやトランプの兵隊

ホワイトラビットやマッドハッターが居る

"あの"不思議の国

ある日、ハンプティダンプティが殺された

そして、その事件は現実にリンクする

ハンプティダンプティによく似た通称玉子さんこと王子さんが、事件か事故か死んだ…

現実と不思議の国が奇妙に入り混じる世界観

ハンプティダンプティは誰に殺されたのか

殺人(?)事件は続いていく

 

容疑者は"アリス"

 

 

と言った、ファンタジー要素の入り混じった世界観、そのほとんどが登場人物の会話劇で進んでいく。一風変わった?作品である

思ったよりもあっさりと騙されてしまったのは

不思議の国の雰囲気にのまれてしまったからかも知れない。

まったく別世界と現実が並列で、当然ながらその辺に今作の仕掛けがあるのだが

まさか、と唸った予想の斜め上をいく展開でした。

 

不思議の国のアリスを題材にした作品は世に多く有りますが、それらの作品に触れるたびに

不思議の国が、何故これほどまで世界中の人を虜にし続けるのか

原作者ルイスキャロルが作り上げた世界が

ここまで広く愛され続ける理由とは

そんな事を考えながら

塀の上に座って庭を眺める、そんな生活に憧れる毎日です。

 

不思議の国のアリスは、過去に読了しているので、続編?の鏡の国のアリスも、いつか読んでみたいなぁ。