ストレンジャーシングスを観終わったのだ
そのままなのだが、ストレンジャーシングスを観終わった。
ネットフリックスで配信されている、海外のドラマ
Twitterかどこかで、実写版MOTHER2的なドラマとの評価がずっと気になっていたもの。
大のMOTHER2(特に2が好き)好きなボクは
その殺し文句に興味をそそられ、ネトフリ民となる契機となった。
ストレンジャーシングス以外にも、サウスパークが日本語訳で一部(最近のシーズンのみ)観られるというのも強烈に惹かれ、初月無料の手軽さもありネトフリ民となったボクだった。
ストレンジャーシングスは
アメリカの田舎町で、子供たち、お兄さんお姉さんたち、親世代の大人たちが、町で起こる超常現象に巻き込まれていくお話
子供たちを主役にそれぞれの世代の人物たちが、それぞれ超常現象に立ち向かう過程で絡み合い解決に向け助け合う
エログロ表現に関しては、エロは子供が出ていることもあってかほぼほぼ無いが、グロは多少あるので本当に苦手な人は気をつけて欲しい。
現在はシーズン3まで配信されていて、シーズン3まで観終わって感じたのは、大人が子供に対してすごく優しい物語だなと
子供たちは、子供らしくわがままだったりで大人世代を困らせたりもするけれど、大人が子供たちの事をすごく心配して(過保護なまでに)いて、兄姉世代も弟たち子供世代を蔑ろにしたりはせず、最後は力を合わせて問題解決という流れは製作者の優しさを感じたし、比較的多くの世代向けに作られたのだろうなと。お話としては、途中悲しい別れもあるし悪い大人や嫌な子供も出て来るのだが、勧善懲悪ものとして分かり易い構図になっている点が良かったのかも知れない。
MOTHER2的といっても
アメリカの田舎町、超能力、子供たちが活躍
これらの要素があると言う話で、実際にあのお話を実写化した訳では無いので、あくまで"ぽさ"があるよねといったレベル。ポーラ大活躍。
最近、良いドラマや小説を読み終わると、いわゆる"○○ロス"状態というのが有るのだなと実感する、次へ行こうとする足が止まってしまう事がある。
次は何を観よう(読もう)か、今はまだ
少し時間がかかりそうだ。
おっぱいとペンギンのお話
- 作者: 森見登美彦,くまおり純
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/11/22
- メディア: 文庫
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ペンギンハイウェイを読みました
おっぱいとペンギンのお話です
どこかの新興住宅地、賢い少年アオヤマ君
彼はとても賢く、色んなものを研究している
町を流れる川の源流を探る探検に、歯医者で働いているお姉さんのおっぱいの不思議
ある日、ボクらの町に突然ペンギンが現れる
この不思議な事件と、お姉さんは何か関係ある
果たしてお姉さんとペンギンの関係とは…
そんなお話、少年少女が町に突然現れたペンギンと〈海〉の不思議を研究する
とても柔らかな雰囲気の町で繰り広げられる
少年少女の冒険物、と言っても良いだろうか
過去の森見登美彦さんの作品と言えば京都を舞台とした物が印象にある、今回はどこかの新興住宅地。
今作はアニメ化されていて、小説も終盤に差し掛かった時点で読み終える前には、我慢できずに劇場アニメのDVDをTSUTAYAに借りに行ったものだ
読んでいる最中から、アニメ映えしそうだなアニメも絶対観てみようと強く思った作品。
アニメの方もとても良く、雰囲気があり
〈海〉の描写あたりは、アニメが分かりやすくイメージ出来るものだと思う。お姉さんの声優さんがとても良く、雰囲気があって
お姉さんのお姉さんっぽさがすごく合っていた
映像化となると、当然色々端折っているので
アニメしか観ていない人は、ぜひ小説もオススメである。
町の探検のお話や、スズキくん帝国との激しい攻防などなど
森見登美彦作品はこれで三作読了
まだまだ読みたい森見登美彦作品
森見登美彦ワールドにもっと浸りたい
『有頂天家族』は、過去にアニメは観たので小説版も読んでみたいし、『夜行』も読んでみたいが、今のところ一番読みたい森見登美彦作品は『熱帯』なのだが、いかんせん文庫化されていない。あの分厚さで文庫は中々の物になりそうだ、そもそもされるか分からない文庫化を待つのか単行本を買うべきか、そこが問題だ。
屍人荘の殺人
待ちに待った文庫化、迷わず購入した。
クローズドサークル物として、以前から話題の作品
文庫本のサイズがとても好きで、最近は文庫本しか買わなくなってしまった文庫本人間なので、文庫化されるのをずっと待っていたのだ。
文庫文庫書いていると文庫ってこんな文字だっけ、庫って何だ庫って…となるのはゲシュタルト崩壊だろうか。
内容はクローズドサークル物と言われる、限定された空間で起きる殺人事件を取り扱ったミステリなのだが、話題になるだけあって限定された空間の"限定のされ方"がかなり特殊であり
そこが本作品の肝になっている。
肝心要の肝の部分は、是非読んで頂いて存分に味わって欲しい。
正直、そこ以外はそれ程眼を見張るようなトリックという訳でも無く大きなどんでん返しという事も無い、とまで言ってしまうと凡作かのように聞こえてしまうが、そんな事も無くとても楽しめたし、これぞ本格派と言うのか正統派的な作りになっていると思う。
次作「魔眼の匣の殺人」も是非読んでみたいと思っているので文庫化されるのを口を開けて待ってます。文庫本じゃないとダメな身体になってしまったのよ。
しかし、もう少しアレの原因側の話を深掘りしても良かったのかなぁと思うのは
アレ方面も大好物なだけに引っ張られているかも知れない
突飛な舞台装置を使っているにも関わらず、少し勿体ない気がした。
件の手帳から話が広がるかなと期待したけど、あまりそっち側に話は行きませんでしたね。
令和元年の冬に実写映画化もされる模様
是非観たいものです。
十五少年漂流記
冒険小説と言えばジュール・ベルヌ
SFの父とも呼ばれ、親しまれているベルヌ作品
「80日間世界一周」などなど、何となく聞き覚えのある作品も多いのでは無いだろうか。
日本では子供向けアニメになっていたり漫画化されていたりと、人気も衰えず
海外では「センターオブジアース」という映画の題材になっていたりと世界的にも有名な冒険小説
今回改めて「十五少年漂流記」を読もうと思ったきっかけは、やはり昨今ハマり続けている
サバイバルモノ、その中でも超が付くほど有名な作品なので、一度原作小説を読んでおこうと思ったのだ。うっすら子供時代にアニメで見た記憶があるのだが、流石に内容もすっかり忘れてしまっていたので良い機会なので手にとってみた次第である。
"十五少年漂流記"
とあるアクシデントをきっかけに、十五名の少年達を乗せた船が、嵐に見舞われ無人島に漂流してしまう。年長者が指揮を執り、知識も経験も浅い少年達が力を合わせて島で生き抜く術を模索して奮闘するお話
昨今テレビの企画やアニメ、海外ドラマなどでも人気のある無人島モノではあるが、この作品は何と1800年代に書かれた物だというから驚きだ、そんなに昔から人類は無人島に憧れていたのだな。
無人島モノの中でもオーソドックスな船で難波パターン
(他には飛行機が墜落するパターンが定番だ)
特徴的なのが、やはり子供達だけなところだろうか、賢く聡明な子供が全体の指揮を執り年少者の世話もしつつ、島の全容を探りつつ
なんとか力を合わせてサバイバルして行くのだが、最初から何も物資が無い訳ではない
船には潤沢な物資があるという、比較的難易度は抑え目のパターンである。やはり子供だけでベリーハードモード(物資が何もない状態)とはいかない様だ。
漂流モノや世紀末モノなど、極限状況では
必ず物資問題が出てくるが、今作は初期ステは低め(子供)だが初期アイテムが潤沢(船の物資)といったバランス調整がされている。
他にも物語の定番、島の資源問題である、この手の作品で漂流する島はほぼ必ずといって良いほど資源が豊富だったりする、この辺も主人公が子供達ならではの緩和処置だろう。
「十五少年漂流記」は
色々と御都合主義的な部分は否めないが、比較的子供向け作品と考えればそれも頷ける。
ボリュームも抑え目な作品で、子供でも手に取りやすく、題材も少年心をくすぐられる冒険小説となっているので、未だ色褪せない魅力が詰まった作品と言えるだろう。
ちなみに、現代であれば"少年"だけでなく間違いなく"少女"も一緒で、さらにはアフリカ系の少年少女も数人とアジア系も居て、と
"大人の配慮"が占めるんだろうなぁ
漂流記
PlayStationの迷作? 「漂流記」
航空機の事故で、無人島に漂着した主人公たちが、木を切り獣を狩り食料や素材を集めて様々な道具を作り次第に文明化していき、最後は島からの脱出を目指すサバイバルクラフトゲーム
冒険小説の代名詞とも言えるジュール・ヴェルヌの「十五少年漂流記」
映画で言えば、漂流したらバレーボールに名前つけたいでお馴染み、トムハンクス主演「キャストアウェイ」
海外ドラマで言えば、なんか後半イミフになってしまった「LOST」
毛色は違うが、テレビ番組で言えば、よゐこの「無人島0円生活」の様な
現代人が何らかの事故などに巻き込まれて無人島で原始的な生活を余儀なくされる、冒険に憧れる少年少女魂を持ったみんなが大好きなヤツ。
この手の話が昔から大好きな私は、初代プレステ当時に友人から借り、どハマりして何度もクリアした懐かしい思い出。
先日ツイッターで"絶望的だが続編を望む作品"とか何とかいうタグを見つけた時に、何となく思い出して呟いたのが、この「漂流記」であった
それからと言うもの、個人的な流行りである原始生活物(youtubeの"primitive life"とか"primitive skill")ばかり観ている影響もあり、懐かしさもあり、久しぶりにまたやりたい熱がふつふつと湧き上がっていたのだが、流石に初代プレステを買い直してソフト揃えて…となると出費がかさむなぁと半ば諦めかけていたところ、調べてみるとどうやらPSアーカイブスなるものに「漂流記」があるっぽいとの事、しかしPS4では検索をしても出てこず販売終了したのか…と残念に思っていたところ、よくよく調べてみると対応がPS3とPSP、そしてPSvitaで出来るぽいと
PSvitaなら埃を被って置いてあったことを思い出し、早速ゲームカードを買い求め、速攻でアーカイブス購入という滑らかな流れ、オレでなきゃ見逃しちゃうね。
本作の内容は、素材集めと道具作りがメインで
狩りは出来るが敵との戦闘などは無くアドベンチャー要素が強めのゲーム
元々はPCで出ていた「無人島物語」という
エロゲ?の、流れを汲んだシリーズらしく
実に10作近くも続編が作られている人気シリーズだ、みんな無人島生活が好きなんだな。
PS版は当然お色気は抑えられ、ちょっとした一枚絵がある程度で、そっち方面の欲求を満たすには物足りないだろうが、何より本質はちまちまと素材集めに奔走し、道具や素材の加工をし、仲間に制作や探索の指示をしつつ無人島の謎を解明したりしながら、生き抜く、そして夢は脱出!というのが本作の醍醐味だろう。
ただ、古いゲームなせいもあり
クラフトは非常に不親切であり、素材やステータス、制作設備や文明度など全ての条件を満たしていないと作成欄に何も出ないので、何が作れるのか、それを作るには何が足りないのかが分からないという、良く言えば手探り感とも言えなくもないが、令和時代のゲームだったらあり得ない不親切さだ。流石に20年も前のゲームだけある。
また、フィールドに落ちている貴重素材は取りこぼすと致命的で、それが無いために必要な設備が作れずに、まったく先に進めない事もあり
初回プレイでスムーズにクリアするのは難しく、複数回プレイが前提に思える。
wikiなど攻略情報を見ながらでないと、まともなエンディング(本作はマルチエンディング)に辿り着くのは難しそうだが、そのwikiも情報が一部不足しており、今回久々にやってみた中でクリアするにあたり、wikiを見ながらでも行き詰まった部分があったのでメモとして残しておく。
[コンデンサー][小型モーター]
[スクリュー]の入手方法
これらはマップ9(左上)にある小島、そこにある隠された地下エリアに落ちている。
地下エリアに行くためにはマップ6にある村でイベントをこなす必要がある。
絵里奈(ステュワーデスの女性)で村に行きイベントを起こす、その後に"口紅"を装備した状態で再度村に行き会話イベント
絵里奈の女王イベントを見た後、村長に話を聴くと隠された地下の情報を教えてくれるので
その後にゴムボートで島へ渡ると左下の草が生えている辺りに入り口を発見できる。
(話を聴く前に行っても島には何も無い)
"口紅"はエリア4(右)の左下の角辺りに生えている紅花を10個使用して作成。
他には、遠心分離機を作り忘れていた為
(手動撹拌器と遠心分離機を混同していた。)
燃料加工レベルが足りず素材は足りているにも関わらず原油加工プラントが作れない所為で石油精製プラントが作れないなどがあった。プラントに置かれるオブジェクト以外の物はわかりづらいので、キャンプ情報で各加工レベルを確認しながら何が足りていないのか確認するといいだろう。
決してゲームバランスは良くないし、色々不満はあるけれど、この手のゲームで素材集めや加工に主軸を置いた内政寄りの物はあまり無く、すぐゾンビとかと戦ってしまうので(それも嫌いじゃないが)希少なゲームと言えるだろう。
DSなどで出ていた「サバイバルキッズ」というゲームが毛色が近いものの様で興味はあるが
DSか…いつか機会があったらそちらも試してみたい。
魔剣天翔
魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/11/14
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すべてがFになるから始まるS&Mシリーズ
黒猫の三角から始まるVシリーズ
そのVシリーズの中でも評価の高いと噂の今作
どこかで誰かが言っていた、魔剣天翔の噂。
これまで一つ一つ感想を書いてこなかったが
S&MシリーズからVシリーズと順番に読み進めており、魔剣天翔に関してはその評価を目にしてからずっと楽しみに積んでいたのだ。
アクロバット飛行中の二人乗り航空機。
高空に浮かぶその完全密室で起こった
殺人。エンジェル・マヌーヴァと呼ばれ
る宝剣をめぐって、会場を訪れた保呂草
と無料招待券につられた阿漕荘の面々は
不可思議な事件に巻き込まれてしまう。
悲劇の宝剣と最高難度の密室トリックの
謎を瀬在丸紅子が鮮やかに解き明かす!
こんなあらすじワクワクしないわけが無いのだ。
トリックや、小鳥遊練無と憧れの先輩杏奈との関係性、今後にも繋がるであろう事も気になるのだが、個人的には各務亜樹良が登場するというだけで"あの人との繋がり"を感じ、とても興奮した、
保呂草と各務、この二人の出会いが、この先の未来にどの様な影響を及ぼすのか
何となく分かってはいた保呂草の本業についても、よりハッキリとして来た感があるのも良い。このシリーズの大きな幹の部分が見えてくる、動き出す、それがこの魔剣天翔なのかも知れない。
Vシリーズ折り返し?の5巻目というのもあるのだろう、これから後半戦に向けて
各登場人物たちの関係性がどの様に動いていくのか、目の覚めるようなトリック、楽しみで仕方ない。
まだ先の話になるだろうが、シリーズ終わりまで読み終わったら、改めて読み直してみたい。そんな気がする。
きまぐれロボット
- 作者: 星新一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: 文庫
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今回は気分を変えて、星新一先生の
きまぐれロボットを読んでみた
ショートショートと言われるもので、短編物が複数入っている。
ちょっとした未来の、ロボットや科学者のお話
中でもお気に入りなのが「災難」というエピソード
ある男はネズミを飼っていた、餌を与え身体を洗ってやり大層可愛がっていた
その理由は、過去、何かを察知したネズミに従い災難から逃れた経験が何度もあったからだ。
そんなある日、ネズミがまたソワソワしだした
男はピーンと来たのだ、また何か起きるに違いないと、男は早速引越しを決行した。
後日、元の家の様子を見に行く事に
近隣の方に話を聞いてみる、何か悪いこと起きましたかと、しかし、何も起きていないという
おかしいなと思い、引越して来たお隣さんはどうですか?
おっかない人だったりしませんか?と
いえいえ、とても優しい方で"猫を何匹も飼っている"そうです。
こんな感じのおはなし、ネズミはお隣に猫を飼っている人が引越してくる事を察知したんですね。
この様に、少しニヤリとさせられるブラックジョークや皮肉の類がふんだんに盛り込まれた物が、星新一のショートショート集
一編が数ページ程度の軽い文量で読みやすく
昔からブラックジョークや皮肉の類が好きな私は大変面白く読ませて頂いた。
ジョークを理解するには最低限の知識が必要で
例えば猫とネズミの話でいえば、猫というのは
ネズミを狩る生き物で、ネズミにとって天敵である為、猫に怯え逃げ出そうとした(ネズミにとって猫が近くに来る事は災難)
というのを理解していないと「災難」の話は理解出来ないだろう。
とは言え、それほど難しい話でも無いので
恐らく、今作で言えば小学校高学年程度の知識と読解力があれば十分楽しめる内容だと思う
夏休みは既に終わりかけではあるが、読書感想文の宿題に、読んでみるというのも良いかも知れない。