魔剣天翔
魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/11/14
- メディア: 文庫
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (88件) を見る
すべてがFになるから始まるS&Mシリーズ
黒猫の三角から始まるVシリーズ
そのVシリーズの中でも評価の高いと噂の今作
どこかで誰かが言っていた、魔剣天翔の噂。
これまで一つ一つ感想を書いてこなかったが
S&MシリーズからVシリーズと順番に読み進めており、魔剣天翔に関してはその評価を目にしてからずっと楽しみに積んでいたのだ。
アクロバット飛行中の二人乗り航空機。
高空に浮かぶその完全密室で起こった
殺人。エンジェル・マヌーヴァと呼ばれ
る宝剣をめぐって、会場を訪れた保呂草
と無料招待券につられた阿漕荘の面々は
不可思議な事件に巻き込まれてしまう。
悲劇の宝剣と最高難度の密室トリックの
謎を瀬在丸紅子が鮮やかに解き明かす!
こんなあらすじワクワクしないわけが無いのだ。
トリックや、小鳥遊練無と憧れの先輩杏奈との関係性、今後にも繋がるであろう事も気になるのだが、個人的には各務亜樹良が登場するというだけで"あの人との繋がり"を感じ、とても興奮した、
保呂草と各務、この二人の出会いが、この先の未来にどの様な影響を及ぼすのか
何となく分かってはいた保呂草の本業についても、よりハッキリとして来た感があるのも良い。このシリーズの大きな幹の部分が見えてくる、動き出す、それがこの魔剣天翔なのかも知れない。
Vシリーズ折り返し?の5巻目というのもあるのだろう、これから後半戦に向けて
各登場人物たちの関係性がどの様に動いていくのか、目の覚めるようなトリック、楽しみで仕方ない。
まだ先の話になるだろうが、シリーズ終わりまで読み終わったら、改めて読み直してみたい。そんな気がする。