Piyochiのブログ

ゲームと漫画とミステリの話をしようと思う。

ライフアフター

 

ライフアフターとは終末世界でサバイバルするスマホゲーである。

 

感染者が跋扈する世界で資源を集め

家を建て、装備や食事を作り、生きていく。

そんなゲーム

 

これにドハマりしておりまして、なにぶん大好物であるゾンビアポカリプス物という点と

スキル性でクラフト様々、資材集めなどなど

 

Arkやコナンエグザイル、PCゲーだとATLASとか?にハマった勢にはオススメのゲーム

最近のスマホゲーは、ここまでコンテンツ揃えるようになったかと驚いたものです

 

平和なマップで資源集めから、PK可能エリアでPKに怯えながら採取に励んだりPKしたり

(PK=プレイヤーキル 特定のエリアでは

PKモードに切り替える事で他プレイヤーを攻撃出来る)

エリアボスにワンサカ人が集まって阿鼻叫喚だったり、単純だがのんびり釣りもできる。

CTF的対戦マップもあり、対戦好きはそこでも遊べるし

今はまだ日本語版が出て日が経って無いので解放されていないが、今後GvG要素もあるようだ

 

建築は個人エリア開発があり、ソロで遊べなくも無いが

野営地(他ゲームで言うギルドやクランの様なもの)に所属すると良い

単純に開発範囲が広く出来るし、やれる事も増えるので所属or作成はオススメである。

 

また、今作で特殊なのが資源の獲得方法

初めは意味も分からず、外に出たは良いが

自宅に帰れないなんて嘆いているプレイヤーも見かける

獲得した資源が汚染されており

そのまま持って帰る事が出来ず、感染したアイテムを持っていると帰ることができないので、自宅のポストに配達を頼む必要がある。

無償で配達して貰うにも有償(金塊)で配達するにも1日に出来る数に限りがあるので

配達可能枠の中で何を持って帰るか取捨選択を迫られる。

一時的な倉庫もあるが、その倉庫も一杯で配達枠も無い場合は、捨てるしか無いだろう。

 

アイテムの捨て方

バックパックを開き左下の管理から片付けるで選んで捨てる

 

それぞれのレア度によって枠が異なり

(コモン白 レア緑 プレシャス青)

"配達可能数はマップ毎" になっているので

しっかりと必要な素材を見極めて利用したい。

 

市場(競売所の様なもの、プレイヤー同士の売り買いをする場所)で、資材を買うことも可能だが初期の時点で利用するのはあまりオススメしない。

 

特別急ぐでも無ければ、それ程気にしなくても良いが、感染者を倒すと手に入る感染した血液は、今の所、店売りをして新貨幣

(因みに今作は主に3種類の貨幣が存在する

 

課金マネー 課金アイテムを買う際に使う

札束を力に変える触媒

 

金塊 こちらは主に市場で他プレイヤーらと取引する際に使う、素材や半製品、製品を売って稼ごう!

 

新貨幣 ゲーム内マネーでNPCとの取引やスキルアップの際に使用する、出品手数料で泣く、そのうち足りなくなる)

 

を稼ぐ他に使うレシピも無いアイテム

初期の段階では必要ないので、小枝などの大量に必要なアイテムにレアの配達枠を使うと良いだろう。

 

何をしたら良いか分からないという人は

まずは、生存指南(サバイバルガイド)のクエストをやりながらこの世界の生き方を学ぼう。

 

因みに中国で先行して配信されているタイトルらしいので、情報に関しては英語(可能なら中国語?未確認)で調べると良いかも知れない。

現段階では、日本語で検索してもアノ会社とかアノ会社の中身スカスカページばかりで参考になりません。

 

まとめ

資源は汚染されてるので

・配達する、倉庫に入れる、捨てる

・枠は有限なので厳選する

・血は最初は要らない、小枝多目がオススメ

葉桜の季節に君を想うということ

 

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

 

 

 

第57回日本推理作家協会賞受賞
第4回本格ミステリ大賞受賞
このミステリーがすごい! 2004年版第1位
本格ミステリベスト10 2004年版第1位
週刊文春 推理小説ベスト10 2003年度第2位
2004年のあらゆるミステリーの賞を総なめにした。-Wikipediaより

ミステリのオススメ、叙述トリック、ドンデン返し

そんなキーワードで必ずと言って良いほど見かけるこちらの作品

前々から気になっていて、購入していたのだが、いつ読もうかと楽しみに暖めておいたのだ。

 

大抵は、本を一冊読んだ後はしばらく反芻する内容が衝撃的であったり感動的であったりの度合いが大きければ大きい程、その期間は長くかかる

と思っていたのだが、「そして誰もいなくなった」を読み終わった後、我慢出来ずについ手に取り

ペロっと読んでしまった

一気読みである

それ程にのめり込めたし、ちゃんと騙されたし

とても面白かった。

 

この作品は、特にネタバレしてしまうと楽しみがかなり減ってしまうので、もし未読の方はこの後何も調べたりせずに読んでほしい。

折角なので何一つ情報なく、騙される感覚を楽しんでほしい作品だ。

 

以下、直接的なネタバレは含まないつもりだが

気にする方は注意をして欲しい。

内容に関わる話を含みます。

 

 

題名からして、センチメンタルな恋模様が描かれるのかと思っていたが

射精したあとは動きたくない。

こんな一文から始まる

一言目から面食らってしまった

これにはおじさん一本取られたよ

と言っても、露骨な性描写が含まれてるわけでも無いので苦手な人も安心して欲しい。

 

そんなこんなで序盤を通り過ぎて行く

何やらお金にまつわる話、不幸な事故として処理された物が、実は他殺?その影にはどうやらマルチ商法を扱う怪しい商社の影が!?

過去に探偵事務所で働いていた経験もあり、調査を請け負う事になる主人公。

偶然であった彼女、気になる彼女と親交を深める主人公

恋の行方と事件の真相、果たして如何に!?

 

そんなお話

今作の大仕掛けのトリックが明かされた時は

それはもうすっかりと騙されました

鴨になった気分です、ネギが無かったので鍋にされる事は有りませんでしたが

危うく高い布団を買うところでした。

取り敢えず、一本うん万円の水を飲んで落ち着こう…ふぅ

 

➖➖➖➖➖

今作は、評判に違わぬ期待通りの面白さがある作品でした。

歌野晶午さんの作品を他にも読んでみようと思い、次は

「密室殺人ゲーム王手飛車取り」

こちらを読む事にしました。

そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった

アガサ・クリスティー

 

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

アガサ・クリスティーと言えば、ミステリの女王と呼ばれる程、ミステリ界にその名を知らぬ者は居ないだろう超有名作家。

ミステリ作品を読むにあたって避けては通れない道である

"道"として後世の作品に多大な影響を及ぼしたのは言うまでもない。

 

今作はそんなアガサが書いた有名作

そして誰もいなくなった

前回の記事で書いた十角館の元ネタとも言える作品である。

十角館が期待ほどで無かったせいか、それ程迄には期待はしていなかったが

とは言え「あのアガサ・クリスティー作品」ともなれば背筋も伸びようというもの

 

「比べるのは失礼」という感想が出るのも頷ける程、とても良作でした。

 

 

外国人の名前と言うのは、今ひとつピンと来ないモノで、慣れ親しんだ日本名よりも難しい部分はあったが、それも気になる程では無く

あっという間に事件が起こり、世界観に飲み込まれていくのだ。

内容は、所謂クローズドサークル物で、其々の登場人物がとある人物に呼び出された島で事件が起こる

各々の過去の過ちを断罪するかのごとく

殺されていく

そして誰もいなくなった

果たして犯人は誰なのか?

 

そんなお話

 

 

お手本のようで目新しくもある結末

世界的にも話題になったのも頷ける作りに

これが女王の実力なのだなと感心させられる。

 

 

島を買い取るほどのお金持ちの知り合いはいないし、招待される事も無いだろうが

無職の僕に仕事紹介と言って島に誘われるかもしれないので、その時は過去の過ちを責められることが無いように清く正しく美しい無職で在りたいと思う。

それが事件に巻き込まれないコツだ。

数字の10

十角館の殺人

綾辻行人

 

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

 

 

>『十角館の殺人』(じゅっかくかんのさつじん)は、推理作家・綾辻行人のデビュー作品である長編推理小説。1987年に出版され、「館シリーズ」の第1作となる。日本のミステリー界に大きな影響を与え、新本格ブームを巻き起こしたとされる。この小説の登場を期に、本格ミステリ界では「綾辻以降」という言葉が使われるようになった。累計発行部数は、100万部を突破している。 

Wikipediaより抜粋

 

ミステリ小説のオススメを探すと必ずと言って良いほど目にする作品である。

有名作は一通り読んでおこうと思い手にしてみた

今回はネタバレを含むので、未読の方はご注意願いたい。

 

閉ざされた環境で次々と殺人が起こるミステリでは定番のパターン「クローズド・サークル」もの

過去に殺人事件のあった曰く付きの島に、推理研究会のメンバーが訪れ事件が起こるといった流れで話は進む

理研究会との事で、登場人物がミステリに関連したニックネームでお互いを呼び合うあたり

ミステリ好きはニヤリとなる部分かも知れない。

かも知れないというのも、最近ミステリにハマっているとは言え、まだまだ過去の名作など追いついていないので個人的にはあまりピンとは来なかった。聞いたことはあるけど…程度

 

↓トリックに関するネタバレ含む↓

一緒に行っている(とメンバーは思っている)

中の1人が実は…というものなのだが

当初からアノ友人(犯人)は存在価値に疑問があり、怪しむに相当する人物ではあるが

作中の人物は、しきりに外部犯の説を検証しようと躍起になっており

その情報は、当然読者にも見て取れるわけで

後半も後半、秘密の部屋などという無用にも思える存在を使ってまで読者の目を眩ませる事に終始しているあたりが、どうもスッキリしない形に思えた。

もう少し登場人物達に内部犯行を怪しませても良かったのでは無いだろうか、外部に目を向けさせようとし過ぎだと感じてしまった

 

さらに、犯人の動機も今一弱い

幾ら何でも大量殺人を犯すには動機としてどうなのか

恋人の命を奪われたと感じるのは無理はないが、それでも事故性(こんな言葉があるのか知らないが)はあった訳で

完全に事故では無い、例えば強姦された挙句致死なんて酷い話が、なんの因果か無罪放免さた、そんな奴らは許せんなんて話ならまだ同情も納得もできるのだが。

その辺からも、まだ親の愛情(複雑な事情アリ)の線が、よっぽどあり得ると考えられるあたり脇が甘いと言うか。

また、それも外部に目を向けさせようとする強引な手立ての一つだとしたら、それはそれでどうかと思う。

 

今作は

「期待したほどじゃ無かったな」

というのが、素直な感想。

もしかしたら、過去の名作などに詳しいとより楽しく読めたのかもしれない。その辺は読者である私の力量不足であった。

個人的評価は決して高くなかった今作だが

とは言えまだデビュー作との事なので、続きの作品はブックオフで見かけたら買おうと思う。

 

 

前回のブログに書いた「0の殺人」でも

実は名前の出ていた有名作

ミステリの女王と呼ばれたアガサ・クリスティ

そして誰もいなくなった

今回紹介した「十角館の殺人」は「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品と言われている

順番としては逆になってしまったが次に読むミステリは「そして誰もいなくなった」にする

というか、したのだ。

今書いてる時点で既に読了、そちらの話はまた次の機会

数字の0

0の殺人

我孫子武丸

 

0の殺人 (講談社文庫)

0の殺人 (講談社文庫)

 

 

0 零 ゼロ

何も無い事を表す記号

 

今作は、以前ブログにも書いた

殺戮にいたる病の著者でもある、我孫子武丸氏の作品

刊行順としては、今作が古く

デビュー作である8の殺人の次、速水三兄妹シリーズ2作目となる。

ボリュームはとてもあっさりしていて

活字慣れしていない人でも読みやすいだろう

 

過去に迷宮入りした事件を速水三兄妹が

改めて考察して解き明かしていくと言った内容だ。

資産家とその血族、1人、また1人と犠牲者が増えていく、果たしてこの事件の犯人は

 

設定はシンプルな反面、トリックは想定外!?

いや、まさか…という思いを抱えながら読み進めていくと、そのまさかの結末

読後に改めて題名の意味に気づき、なるほどなぁと納得がいく

恐らくそここそが、この作品の目的とも言える部分かも知れない

そんな作品でした。

 

以前(恐らく20年近く前)に8の殺人は読んだ記憶があったので、その次作0の殺人を選んでみました。

シリーズとしてメビウスの殺人というのがあるそうなので、次に読む我孫子武丸作品はそちらにしようかな。

夜は短し

夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦

 

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

 

映像化もされている今作。

声に出して読みたい、大変に小気味良く響く

その題名に惹かれ手に取ってみた

「ゴンドラの唄」という大正時代の歌謡曲

その冒頭からとったものらしい。

 

アニメ有頂天家族は視聴済みだが

森見登美彦作品の小説は初めて読ませて頂いた

 

有頂天家族でもそうであったが、京都が舞台

今作は、大学生の主人公が愛しのあの子を追いかけ追い越せ、彼女の気を惹こうとあの手この手の作戦を立てるが…

奇想天外で不思議な京都の住人達との交流と恋の行く末は。

 

奇妙で奇抜な住人達が突出していて

可笑しな世界観を表現しているのだが

上質な落語を聴いている様な軽妙な語り口が

テンポ良く読ませてくれる

一つ一つの表現が古めかしく奥ゆかしい

古典文学や現代詩からの引用が多いらしく

その辺りが、落語の様な雰囲気を作っているのであろうか

ことごとく映像映えしそうな場面が多く

森見登美彦作品の多くが映像化されているのも

納得の表現である。

 

とても不思議で幻想的で

とても京都に行きたくなる

とてもとても京都に行きたくなる

面白い作品でした。

映像作品の方も是非鑑賞してみようと思う

 

森見登美彦作品、次は四畳半神話大系を買ってあるのでこれを読んでいこう。

 

 

はぁ…京都行きたい

目的は「安楽死」

とあるウェブサイトを見て、廃病院に集まった十二人の子どもたち

その目的は「安楽死」をする事。

全員一致で実行される

はずだった…

 

 

廃病院の地下に十二のベッド

しかし、そこには十三人目の少年が横たわる

この少年は一体何者なのか?

十二人は議論を重ねていく

子どもたちは如何なる"選択"をするのか

 

十二人の死にたい子どもたち

冲方丁

 

十二人の死にたい子どもたち

十二人の死にたい子どもたち

 

 

書店で、ふと見かけて

題名に惹かれ買ってみた小説

1日と経たずしてペロリと読了。

映画化や漫画化もされている様だ。

 

冲方丁作品は、初めて読ませて頂いたが

個人的には、とても素直に入り込めた作品でした。

彼、彼女らが、如何に「安楽死」を"選択"したのか

それぞれの理由が語られていく中には

かなり突飛というか、常人には理解しがたいものもあるが

安楽死」を求めるまでに至る心情…

十三人目の少年の謎…

最終的な結果については、十分予想はついたが

誰がその役割を担っているのか

一体誰が嘘をついているのか

テンポ良く話が進んでいくので一気読み推奨である。

題材が題材だけに、少し重たい話ではあるのだ

何せ子どもが安楽死とは尋常ではない。

 

ネタバレは避けるが、読後気分が落ち込む様な作品でもないので、そこは安心して楽しめるだろう。

 

 

 

 小説と言えば、変わらずミステリ漬けの日々

次はどんな謎を楽しむか

贅沢で"小さな選択"が、今日もボクを悩ませる

 

"大きな選択"をする、その日まで。